賃貸物件の市場にもシーズンがあり、出回る物件数は1年のうちでも月によって変化します。
同時に、家賃などの交渉のしやすさも季節によって変わってきます。
市場に出回る物件数は人の動きと密接に関わっていて、入学や就職、転勤などで多くの人が住まいを探す1月から3月は1年のうちで一番多くの物件が出回る季節です。
この時期は、できるだけ多くの物件の中から希望する部屋探しをしたいという方には適した季節と言えます。
ただ、この時期は不動産会社にとっても一番の繁忙期なので、お店で時間をかけて相談をしたり現地見学をしにくい時期でもあります。
一方4月に入ると物件数は急速に減り、この時点で借り手が決まらなかった物件については大家さんや不動産会社で賃貸条件の見直しなどを始めるので、交渉がしやすい時期となります。
4月の次の賃貸物件のオンシーズンは、多くの会社で人事異動があり、結婚シーズンで新生活を始める人も多い10月前後です。
よって、4月を過ぎ真夏から9月10月のシーズン直前には4月のシーズンで借り手が決まらなかった物件の賃貸条件がかなりよくなっていることがありますので、部屋探しにはよい季節と言えます。