品川区は、東京の23区の中では犯罪発生率が低く、比較的治安の良いエリアといえます。
各鉄道の駅の近くには広い範囲でオフィスや商業施設が集まり、その周辺には、高級住宅地や下町風情の町があるなど、一つの区の中にさまざまな表情を持っていることが特徴です。
区全体で、地域のコミュニティ作りや、防犯対策に力を入れて取り組んでいることもあり、治安の良い町作りに対する住民の意識は高くなっています。
たとえば、区内の全小学生には、GPS機能付緊急通報装置「まもるっち」が支給され、8時頃と3時頃の登下校時間帯に犬の散歩や花の水やり等で、できるだけ外に出て子どもたちを複数の大人の目で見守ろうという83運動が実施されています。
ちなみにこの83運動は、品川区発祥で、全国に広まっているものです。
また、随所に防犯カメラが設置されていることや、各町会やPTAなどのおこなう防犯パトロール、配達などで区内を巡回する企業が協力している安全安心パトロール協定推進事業などによって、犯罪者にプレッシャーを与え、犯罪を未然に防ぐ施策がとられています。