3点ユニットバスとは、工場にて天井・浴槽・床・壁などを一体成型化させてあるものを現場へ搬入後に組み立てる浴室のことを言います。
3点とは、浴槽・洗面台・トイレのことを指します。
ちなみに2点ユニットバスの場合は浴槽・洗面台が一体、ただのユニットバスの場合は壁と浴槽が一体となっています。
お風呂とトイレが個室に一緒になっているタイプを全てユニットバスと呼ぶわけではなく、あくまでも事前一体成型化されたもののことなのです。
初めての3点ユニットバスは、1964年(昭和39年)に東陶機器株式会社(TOTO)が東京オリンピック用としてホテルニューオータニへ納入したものです。
その後、TOTOをはじめ他社も3点ユニットバスの標準型の生産を開始しました。
3点ユニットバスの良い点は、細かな作業の多い在来工法浴室に比べて施工時間が短縮、階下への水漏れリスクが少ないなどがあげられ、戸建て以外にも集合住宅や病院など限定されたスペースにも大いに活用されています。
デメリットはカビが生えやすいことです。
窓がないタイプがおおよそを占めますので、扉を開けておいたり、長時間の換気扇が必要となります。