日本では年齢とともに持ち家比率が高くなります。
20代の持ち家比率は20代全体の8パーセント前後ですが、30代になると50パーセント前後になります。
40代になると60パーセント、50代になると70パーセント程が持ち家を持っており、70代以上になると実に80パーセントは持ち家を持っていることになります。
では、なぜ日本では持ち家信仰とも言える傾向があるのでしょうか。
まず、持ち家は財産になるからです。
多くの家庭では住宅を手に入れる時にローンを組みますが、ローンが終われば維持費だけで良いことになりますので、格安で住宅を維持することが出来ます。
ただ、賃貸住宅と違い、ライフスタイルの変化に対応できません。
例えば、夫婦と子供二人の一般的な家族の場合、住宅を手に入れたときは4人で住んでいましたが、20年もすると夫婦だけしか住んでいない場合があります。
その場合、部屋が余ってしまう問題がありますよね。
この点、賃貸なら小さな物件を借りるという方法もありますが、一戸建ての場合は柔軟に対応しにくいのです。
また、ローンが払いきれない場合もありますので注意が必要です。