一物多価という言葉がありますが、土地には4つ、あるいは5つの価格があると言われています。
公示価格もその一つです。
国土交通省が公表している土地価格の基準値を表す公示価格は、各種のニュースでよく耳にする言葉であり、他の土地価格の参考値にもなっています。
公示地価とは、国土交通省が、毎年1月1日時点の価格を公示するものです。
次に、路線価額があります。
路線価額は、主要道路に面した土地に対する国税庁の評価に基づいて算定されるものです。
相続税や贈与税の申告の税金の計算をるときの評価に使われています。
通常、公示価格の8割程度で路線価が設定されています。
相続税路線価も国税庁のサイトで確認することが可能です。
ほかにも、実際に売買取引されている実勢価格や、7月1日時点での土地価格を示す都道府県基準地標準価格などがあります。
また、国土交通省のサイトで土地総合情報システムも確認することが可能です。
なお、実際に土地を購入するにあたっては、相場に比べて安すぎる土地は注意しなければなりません。
取引価格が相場より安いというのは、何らかの不都合があるからと推測されるからです。